忍者ブログ

同人ゲームやフリーゲームはもちろん、ゲームデザイナーを目指す人、これからゲームを作りたい人、今もゲームを作っているがなかなかうまくいかない人向けの、ゲーム開発に関するブログ。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

分類

 小物

処方

 ムー的な超科学を心の底から信じる人。適当にうなずいてやれば喜ぶので話を合わせてやればよい。

概要

「こういう不思議な事を知ってるんだぜ」と語ることで自己肯定する術を身に着けてしまった人で、基本的には相手の話を聞かずにべらべら喋ります。

 相手の表情を読み解くことが非常に苦手で、顔を見るよりも喋る方に意識が集中します。よって、相手の顔や目を見ず、うつむきがちに喋ったり全然違う方向を見て喋ることがよくあります。本人もイメージを思い出しながらしゃべっているため、自分の顔がどちらを向いているかについてはあまり意識していません。

 自身がオカルト的な内容を否定された場合には断固としてそれを肯定しません。科学的な検証結果等を示したとしても政府の陰謀などとし、たとえ目の前でその実験を見たとしてもどこかに陰謀が隠れていると言う妄言を展開し決して信じようとはしません。対して同好の志の言動に対してはなんの証拠が無くともそれを信じ、同調します。

 人間慣れしておらず相手からの評価をあまり気にしないため、話し方がたどたどしく整理がついていません。また身なりにもあまり気を使わない傾向が強いです。

 NPCとして登場させる際には、味方でも敵でもどのポジションでもそれなりの活躍が期待できます。味方の場合は、他にはないユニークなスキルを持たせたり、敵の場合は世界観とは逆の方向に向かった妙な手ごわさなどを持たせると際立つと思います。

 とにかく、周囲とは違ったベクトルを信じ込んでいる事。世界観から思想を逸脱させることで、逆に世界観を固定化させるスイカの塩みたいな役割を果たしてくれます。よってストーリー全体としては小物ではあるが、作品としては重要な調味料になりうる存在です。

 なお、ムー自体は我々創作活動を行う人間にとっては世界観の資料ともなりうる価値ある雑誌です。(と言うフォロー)
PR

分類

 中ボス

処方

 責任感があるため、人の重みを背負いたがる。こっそりと下ろしてやらないと共倒れになりうることも。

概要

 非常に責任感が強く、実行力も申し分ない頼れるキャラクターです。ただし、責任感の強さからか他人の重みをあえて拾いに行く傾向があります。それ自体は善行と言えるのですが、自身の持てる重みを把握していないため自分自身で潰れに行ってしまいます。

 自身の持てる重みを把握しなかったために仕事を入れすぎて多忙になり健康を害したり、他人の重みに触れてしまったがために精神的に病んでしまうなど、自分自身で自分自身を潰してしまい、結局は誰も救えないパターンにも陥りやすい人です。

 まだいけると言うような認識もなく普段通りに重みをもちに行くため、大木が折れるかの如く突然潰れてしまいます。当然、持っている重みが重ければ重いほど、周囲への害も大きくなります。自ら取りに行く都合上、周辺が預けたものも少なくないため共倒れの危険性は知らず知らずのうちに大きくなっていきます。

 自分自身が重みを背負いに行く性格であるがゆえに、他人も重みを背負うものであると言う認識を地味に強く持ちます。これにより、相手が持てない荷物を持たせようとしてしまう傾向もあります。知らず知らずのうちに人を潰すことが有り、本人にはその自覚はあまりありません。

 往々にしてこのタイプは周囲から頼られる存在であり、それ故にそこそこ地位も高く、人脈の中心的な存在となります。甘える人が増えれば増えるほど重みは増していき、潰れる時はそれに甘えてきた人々もろとも崩れ去ってしまいます。本人に持てる重さの自覚が無いため、この崩壊の予兆を察することは困難です。

 他人の責任にすることが苦手なため小規模の組織の頭をやる事は得意ですが、中規模、大規模の長は苦手です。このタイプが崩れる前に荷物を取り除くなど、ケアをしてくれる縁の下の力持ちが居れば長続きします。

 物語に登場させる際には、頼りになる味方として登場させ山場で崩してしまうとドラマチックになるでしょう。実際にこのキャラクターが背負う重みを取り除くシーンはシナリオの腕の見せ所ともなります。

 伏線として、何かしら人助けをしたがるような節を序盤からしっかり見せておくといいでしょう。それと同時に、主人公らを取り巻く環境が徐々に傾いていっている様子もそれとなく見せておけば、この人物が倒れた瞬間、どっと押し寄せる出来事によって、どれだけこの人物が重要であったかをプレイヤーに伝えることが出来ると思います。

分類

 中ボス

処方

 誰に対しても、何事に対しても、自身の関わるものは否定し、自身の関わらない物には羨望のまなざしを向ける。チーム全体の士気を下げる要因となるので、機会を見て遠ざけると良い。

概要

 自分自身に対する否定の意識が非常に強いタイプのキャラクターです。同時に、自分自身が関わった物、組織、地域、友人、ありとあらゆるものに対して文句を言い続けます。これは自分自身を否定したいから言うのではなく、自身の可能性を肯定するために行われるものです。本人の理想は非常に高く、漠然としています。

 全力を出して物事に取り組むと上手くいかなかった場合に自分自身の実力不足を肯定してしまう恐れがあるため、常に手を抜いて取り組みます。大雑把な体裁を手早く整えるが、それ以上の事は決して手を付けません。

 本人の言によれば「全力を出さないのは全力を出したくなる仕事じゃないからと」の事ですが、これも属する組織が悪く、自分は悪くないと肯定するための防衛手段です。

 この手の防衛手段はありとあらゆる事柄に対して行われます。その日の体調はもちろん、自身の境遇、職場、上司、部下、友人、ありとあらゆる方面に対して不満を持ち、そしてそれを全員に解るよう口にします。このため、チーム全体の士気を下げる事があり、チームで制作にあたっているものの品質を落とすことが有ります。

 単純作業を繰り返し行うような職場であれば大して問題にもなりませんが、接客等、外部の人間と積極的にかかわる様な仕事に当てると、その不満が他に伝播し、スタッフの表情が暗くなり、やる気の低下を招いてしまいます。出来れば一人だけで行う作業を割り振った方がいいでしょう。

 仕事が面白くないから全力を出さないのか、それとも全力を出さないから仕事が面白くならないのか。鶏と卵の話になりますが、本人の発想から言えば明らかに後者です。

 登場させる際には主人公に近しい人間よりも、主人公が抱える問題の一つとして登場させた方が良いように思います。例えば、途中、鳴り物入りで入ってきたが実は……というパターンや、優秀な上司が左遷され代わりに入ってきたのがこれとか、そういったパターンが面白いと思います。

 他にも、ものすごい上層部や部下の部下に一人こういう個性を入れておくと、どこか他人事のような形でスパイスに近い役割を果たしてくれるかもしれません。

 あるいは、大胆に主人公自身をこういうタイプにして、この性格を直さないまま進めるのも、それはそれで面白いと思います。

分類

 小物

処方

 大きな害を成すことはなく、常識的な行動がとれるため友人としては普通に付き合える相手。取り繕うよりもストレートに不満などを伝えた方が伝わる。

概要

 いわゆる天才肌の人で、何をやらせても小器用にこなす。その腕前を鼻にかける事も少なくなく、それ故に空気がやや読めず、知人が減るという事もあります。熱中しやすい性格のため、TPOを無視しがちです。

 器用なのですが普通よりは上手いであったり、あるいは初めてにしては上手い、と言うレベルで、少々努力すればその域に達することは難しくありません。そのため、始めた直後には良く褒められたが、始めてからはあまり褒められません。

 努力による成功の経験が少ない一方で、初見で褒められた経験が多いためか小さなことの自慢をよくします。その小さな自慢が煙たがられる大きな要因ともなります。例えば現在時刻を当てるとか、持っているビデオカメラを自慢するとか、辛いものが得意だとか、そういった小さな自慢を本当に良くします。また、努力せずともある程度こなせてしまう為に、現状よりも上手くなろうという意識に欠けます。

 なんにでも手を出す性格で怖いもの知らずでもありますが、極めて早熟であまり成長しません。逆に言うと、何か新しい事を初め、初期人員が足りない場合などには非常に重宝する人材ではあります。ただし、やはりTPOなどの面で何かしらの難は有るため、理解のある人間を常に共に配置しておかないとトラブルの火種となります。

 登場させる際には、そもそもがスペシャリストにはならないので、大きな障害や大きな手助けとなる事はありません。よって、手のかかる友人などのポジションが良いでしょう。ストーリーのあまりない作品であれば、例えば早熟で成長は見込めないがコストが安く数をそろえやすいタイプのユニットであったり、あるいはFEのジェイガンのような、最初から成長限界のような人物などに近い役割を与えてやれば上手く隙間を埋めてくれるかと思います。

分類

 中ボス

処方

 思春期ぐらいに良くある自己肯定の手段の一つ。自分から口にする人は若さからくる攻撃的な一面を常に備えているため、積極的には関わらない方が良い。

概要

 自称多重人格の言う所の人格が表に出ているときと言うのは、ぶっちゃけてしまうと本人が本人の設定に従って下手な演技をしているに過ぎない状態です。物事に対する反応に変化はありません。例えば突然スマホを破壊されたときの反応や水をかけられたりと言った、感情的になる様な物には同じ反応を返しますし、設定していない事柄に関する返事は同じものになります。

 深くかかわらない限りは大して損害も発生しないのですが、同じように多重人格などに憧れるタイプの人間は友人から恋人へと発展することもあります。厄介なのはここからです。

 自分自身の人格が変わったような演技を自己を肯定するためにやっているので、そもそも現実を受け入れる力はあまり強くありません。本当はもっと優秀で、今の人格は本当の人格じゃないから幸せな人生を送っていないと、努力をせず安直に肯定する方向へと逃げる癖がついています。

 この癖がついた人間は、ちょっとしたトラブルがあるとすぐに鬱だとか言うようになり、とにかく「可哀想な私」を演じて周囲の気を引こうとします。何かあったとしても、決して自分が悪いとは思いません。

 お前が悪いと言う為にリスカしてその動画を送って来たり、ヒステリーを起こして当たり散らすことも少なくありません。

 友人であれば距離を置くことが出来るし、恋人であれば別れる事も出来ます。もちろん別れ話は相当にめんどくさい事になりますが、離れる事は出来ます。災難なのは親や兄弟といった血縁関係で、これはなかなかやめることが出来ません。

 家族からするともうあいつは他人という認識であっても当事者はそれを受け入れません。母親だろ、父親だろ、兄弟だろとつめより、少しでも意にそぐわない場合、物理的な攻撃に出る事も良くあります。

 加齢と共に、こういった行動が逆に損である事を認識し始め、恥ずかしく思うようになるので少なくとも多重人格を演じる事は無くなっていきます。ただし、しみついた安直な方向へと逃げる癖はなかなか抜けず、周囲から煙たがられやすい人にはなります。

 ゲームや物語中に登場する場合、物語の尺の問題で人間的な成長により影を潜めるまでにはなかなか至りません。大抵の場合はヤンデレや不思議ちゃんなどの、攻撃的な一面をマイルドにしたり、独占欲の強い部分を強化したりした状態で登場します。上手く使えば物語のコミカルな一面を引き出す事も出来ますし、暗い部分も強める事が出来る地味にオールマイティなキャラでもありますので、登場人物の設定に悩んだときにはこの手の人を検討してみてください。
  
プロフィール
HN:
色々ありすぎでどれを名乗ろうか
Webサイト:
性別:
男性
自己紹介:
素材屋GY.Materialsを運営。
TRPGや同人ゲームなどを制作。イベントプロデュース等。
P R
Copyright ©  -- ゲームデザインブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]