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同人ゲームやフリーゲームはもちろん、ゲームデザイナーを目指す人、これからゲームを作りたい人、今もゲームを作っているがなかなかうまくいかない人向けの、ゲーム開発に関するブログ。

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2016/03/12 (Sat)
ゲーム制作の初心者は理屈を捨てろ。そして自分の駄作を愛せ
ゲームを作る前、こうでなきゃいけない、ああでなきゃいけないと言う感じで理想のゲーム像のような物は誰しでもあると思います。ただ、それを追いかけると自分の持っている技術のギャップでいつまでも完成しなくなってしまいます。妥協しないのは甘えです

 下手に前作の評価が良かったりするとなおさらです。それを超えなきゃいけないと言う心理的なプレッシャーから作業が進まなくなります。そして評価を高めようと思って色々な勉強を始めます。起承転結だったり、登場人物の作り方だったり。それ自体はいいのですが、もっと先にやらなければならないことが有ります。

 ゲームを作る事です。

 バットを振らずしてバッティングのフォームを研究しているのと同じで、振らない限りバッティングのフォームは良くなりません。そして、こと創作活動に関しては料理のようなレシピが存在しません。キャベツ、油、フライパン、コンロ、調味料、そういった素材に相当するものはいくらかはあります。作成ツールだったり、BGMだったり、ゲームバランスなどです。しかし、どのくらいの量でどのくらい炒めるかなどの料理方法に相当するもの、作品のレシピはまだ開発されていません。

 文章一つにしてもそうです。3点リーダーの使い方など、小説が育んだ一定の日本語のルールのようなものはあります。文法もあります。が、前フリを2回やってから3段落目でこのオチなどの、言ってみれば塩小さじ一杯に相当する具体的な量などは誰一人として名言していません。

 レシピの無い状態で美味しい料理を作るにはどうしたらいいかと言うと、味見を繰り返す事と、いくつも作る事です。そして試食してもらって感想をもらう。もうこれしかありません。

 だいたい、世の中にあふれているゲーム作成のノウハウというものは、作品を量産するにあたって行き詰まった時に役に立つものでしかありません。2本や3本、普通に生きていれば引き出しは有ります。ましてや、もし最初の1本が完成していない状態なのであれば、量産のためのノウハウよりもどうやって完成させるかのやる気の方が何倍も大切なのです。

 今作っているものが駄作になるのが恰好悪いと思うかもしれません。でも天才でもない限り1本目から名作など有りえないんです。もしかしたら自分は天才だとどこかで思っているから、駄作が許せないのかもしれません。大丈夫。違います。天才は自分の作品が駄作になるかも知れないと心配したりしません。

 自分自身が凡人である以上、名作を産み出すためにはいくつもの駄作を生み続けなければなりません。そして一本完成させるとその時の経験が、ノウハウ本の読み方にも生かされるようになります。作る前に読破した本を完成させた後に読み返すと、見落としていたものをボロボロ発見することになります。が、それは完成させないと発見できない物で、同様に、2本目を完成させないとくみ取れない文章があります。

 よって、もし今読み進めているゲーム制作の本があるなら一旦それを閉じましょう。そして目の前にある駄作を駄作として完成させましょう。発表しなければ自分の評価は傷つきません。だから駄作を作る事自体を怖がらないようにしましょう。そして、駄作が一本出来上がったら、もう一度頭からその本を読み返しましょう。同じ本なのに、きっと別の本のように感じるはずです。
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