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同人ゲームやフリーゲームはもちろん、ゲームデザイナーを目指す人、これからゲームを作りたい人、今もゲームを作っているがなかなかうまくいかない人向けの、ゲーム開発に関するブログ。

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2016/02/05 (Fri)
何故バッドエンドが必要なのか
アクションゲームやRPG、パズルゲームでもなんでもいいのですが、操作ミスによってゲームオーバーは解るのですが、紙芝居のアドベンチャーゲームでバッドエンディングは必要なのでしょうか? 無くてもいいんじゃないか? なぜゲームでまで不愉快な思いをしなくてはいけないのだろうか? そう思ったこと無いでしょうか?

 例えば、選択肢のミスで仲間が酷い目に合ってしまう。あるいはヒロインが酷い目に合ってしまう。くっ殺せから始まる酷い事をされる展開になることもあるかもしれません。エロ同人みたいに!(まぁ、エロ同人とかエロゲーの場合は、そもそも内容がそう言うものなのですが) 結果として訪れるバッドエンド。

 このエンディングはいるのか、いらないのか? と考えたことは……実はプレイヤー側であったころにはそんなに無かったはずです。思い返してみて下さい。いつからバッドエンドを避けるようになったか。作るようになってから、じゃないでしょうか? 自分の作品でバッドエンドを作るのを避けてたりしませんか?

 プレイヤー側だった頃、バッドエンドは悔しかったがここを回避しよう、となってそれほど不愉快ではなかったはずです。でも作り手側に回ると、もしかしてユーザーに不愉快な思いをさせないだろうか、と言うブレーキが働き、このバッドエンドを避けようとしてしまいます。


 プレイヤーの頃の自分を忘れてしまってはダメです。広井王子は、ゲーム作りで大切な事は何かと問われてこう答えました

「いつもお客様だったころの自分っていうのを持っていることですかね」
「何に喜んで、何に感動してたかっていうのが無くなると、そろばんだけになっちゃって訳わかんなくなるんですよね」

 バッドエンドを見たとき、次回はここを避けようとして選択肢を色々と試したはずです。それこそ既読スキップを利用して。エロゲーのエロシーンをもスキップして。その時自分が試していたことと言うのは、選択肢を試すゲーム、予想するゲームになっていたんです。つまり、バッドエンドがあったからそれを回避する手段を探そうとした。……損を回避しようとして面白さを新たに見出していたのです

 よって、何かしらのバッドエンドは用意するべきです。できれば複数の種類あるといいでしょう。バッドエンドを用意することで、本編がより一層面白くなるはずです。

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