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同人ゲームやフリーゲームはもちろん、ゲームデザイナーを目指す人、これからゲームを作りたい人、今もゲームを作っているがなかなかうまくいかない人向けの、ゲーム開発に関するブログ。

カテゴリー「作成ツール」の記事一覧
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パソコンは意外とすぐ壊れます。しかも困ったことに突然壊れて、下手するとそのデータを復旧させることが出来なくなります。これの対策はバックアップを取ったり、専用の機械を使ってサルベージしたりと言う手段があります。ただ、前者は習慣の無い個人ではつい忘れてしまうものですし、後者はそれ専用の機材など個人で持つ必然性は全くありません。

 運悪くバックアップを取っておらず、パソコンが立ち上がらなくなった場合はどうするか。ショップに持って行って修理などをお願いすることになります。

 ある日、うちの母親のパソコンが立ち上がらなくなりました。パソコンにはそんなに詳しい人ではないので、当然バックアップなど取っていません。講演や舞台の台本の原稿、チラシのデータなどが入っていたので、データを取り出さないと仕事にはならない状況です。サルベージする機材などという存在を知るはずもない彼女は、某ショップにパソコンを持ち込み「データーを取り出して、後は処分してくれ」と頼みます。後日、連絡があった内容はこうでした。

「ハードディスクを取り出して破壊機にかけましたので、もう大丈夫です」

 ……データは?

 不幸中の幸いだったのは、原稿に関しては打ち合わせのために他の人にデータを送っていた事と、チラシに関してはデザインをした人の所に元データがあったため、近々の物に関しては大きな支障は出なかったものの、こんなことが有ってと愚痴の電話をこちらによこしてきました。

 もしHDDを破壊機にかけられたのが自分であれば、損害賠償を起こすレベルの不祥事です。何せ作りかけの商品データが入っているのですから。

 ショップ店員と言うプロでさえ、「処分」しか耳に入らないようなハズレに遭遇してしまうとこの様です。と言うわけで、目の前にあるHDDに100%の信頼を置いてはいけません。

 より高い信頼度を得るためには、そもそもデータを預かり、管理し、保守するプロを頼るのが一番いいでしょう。簡単に言ってしまえば、ブログやホームページのレンタルサービスを行っている業者を利用することです。

 非公開のブログ等を一つ用意してしまえば、そこに原稿や設定などのテキストを思いつくまま記入していけるし、何よりもネットさえ繋がれば、出先で加筆修正が出来ると言う強みがあります。

 おすすめはwikiのレンタルです。

 ブログだと、心理的に完結したものを作らなければいけないと思ってしまいますが、wikiであれば気軽な更新が可能で、何よりもサイト内リンクを設定しやすいためページ内を巡りやすくなります。用語集を作りやすい設計なので、創作活動の設定や、制作時のメモなどを残すにはうってつけで、ことテキストに関しては検索が出来る都合上ローカルに残すよりも圧倒的に便利です。

 転ばぬ先の杖として、一つ導入をお勧めします。もちろんテキスト以外のバックアップはちゃんと取りましょう。

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自分の制作環境ですが、実際に同人ゲームやフリーゲームを作成している環境についてです。主に以下の物を使用しています。

  • RPGツクールVX Ace
  • 3Dカスタム少女

元々は宣伝のため

 元々はカス子modを売り生計を立てている人間なのですが、ぶっちゃけた話が、もっと出来のいいmodを作っている人が沢山いるため、特に販売直後の売り上げ数に関しては目を覆いたくなるような物だらけです。有難い話で、本当に気に入ってくれた人が購入してくれていて、どちらかと言うとmodより作者個人を気に入って、と言う方からのお買い上げが販売直後のものとなっています。当然そんなにいません。

 個人を気に入ってくれた人だけからお金を頂いて生活をするには当然足りないので、何とか過去作を売る手段を産み出さないと首をつらなくちゃいけなくなります。アトピーがあまりにもひどいので、家からはあまり出られません。経済的に自立するために、なんとしても過去作を売る必要があります。と言うわけで、宣伝の手法として思いついたのがゲーム作りでした。

 昔からゲームは作ってみたかったのですが、残念ながら絵は描けず、一番開発したかったエロゲとなると相当にハードルが高かったのですが、幸いカス子は元がエロゲなだけあり、その方面にも強く、また有難いことにSS等に関しては商用利用をしてもいいと懐の深い規約になっているため、一番弱かったグラフィック面に関しての光明のようなものを同時に掴めました。

いざ開発

 問題は開発エンジンをどれにするか、です。最初はノベルゲーから始めました。DLsiteのサービスの一つで、今は無き「ノベルメイド」というノベルゲームをwebで開発するエンジンが提供されていたので、それを利用してみました。ダンジョンを探索するタイプの、ゲームブック形式のものが二つ。そして、サウンドノベル形式で、特に分岐の無いただ読むだけのものを一つ。

 ノベルメイド自体が2年ほどでサービス停止したことからうかがえるように、ユーザーからのウケはあまりよろしくありませんでした。また、自分が基本的に作りたいものはSRPGであったので、そういう物が無いか探してみたところ、タクティクスチャレンジに出会います。

 タクティクスオウガと同じく疑似3Dの俯瞰MAPからキャラクターを操作するもので、好みには合っていたため2本製品として作製し、オマケの1本を開発し、合計3本作製させてもらいました。ただ、V2になってMAPが非常に作成しづらくなったためと、キャラチップの開発が難しいという壁に当たってしまったため、他のツールを試してみようという結論に至ります。

 で、最後に行き着いたのがツクールでした。

 昔からあった定番と言うのもあり、とりあえず触ってみようという程度でした。本体価格の1万円程度であれば、ゲームを一本も作れば余裕でペイできると言うのもありました。以後、今の所これがメインの開発ツールとしてお世話になっています。

 ツクールの強みはプログラムを書き換えることが出来る所で、オーソドックスなRPGから、SLG、陣取りSRPG、アドベンチャー、ノベルゲーム、ARPGなどなど、恐らく3D描画を行わない物であれば何でも作れてしまいます。多少のプログラミングに関する知識があれば自分で素材を作ることも可能ですし、プログラムを学ぶのにも丁度良いいシステムでした。実際、オブジェクト指向についてはかなり学習を進められたと思います。

 プログラミングの知識がなくとも、例えば脱出ゲームや、敵をよけるタイプのアクションゲーム、パズルゲームであればデフォルトのままで作成が可能ですし、もちろんRPGはお手の物。背景画像とキャラクターの立ち絵が用意出来れば紙芝居のADVもプログラミングの知識なしに作成が可能なので、つぶしの利くツールだと思います。なので、今後いろんなジャンルも作りたいと考えるのであれば、ツクールを一つ手元に置いておくのはとても良い選択肢だと思います。

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RPGツクールにせよ、ウディタにせよ、ネックになってくるのはグラフィック面。特にキャラクターの見た目やイベントの作成には、付属しているキャラ作成のエディターだけではやはり限度があります。

 ツクールに慣れた人や、ツクール作者にとっては、最初から付属しているキャラクターの顔グラフィックなどにはやはり一定の傾向があって、それを外れると違和感を覚えたり、このゲームのこの顔はこういう性格と、受け入れるための時間が必要になってくるため、主要な人物になればなるほど、キャラクターはオリジナルで作成したグラフィックの方が望ましくなってきます。となると、やはりある程度絵が描けたほうが作品の評価にはつながります。

 では絵が描けない人間はどうするか、という大きな問題が付きまといます。誰かに依頼するのも一つの手ですが、要は画像が用意出来ればいいのだから、別に描けなくとも構図やポーズ、表情、衣服等が自由に操作できれば何の問題もないわけです。そこでお勧めしたいのが3Dカスタム少女。基本的には女の子のキャラクターしか作れませんが、それでもギャルゲーは作れるし、元がエロゲーであるので、もちろんエロゲーも作ろうと思えば作れます。

 有志による追加データが大量にあり、今後も増え続けるため、フリーゲームを作るのであればカスタム少女さえあればなんとかなります。ただし、同人作品として販売する場合、カスタム少女自体は商用で使っても良いのですが、追加データの作者によっては商用を禁止している場合があります。この点は手前味噌になるが、うちのカス子データを使ってみて下さい。これまで200点近く作成、販売してきました。衣装はもちろん、立ちグラフィック用のポーズデータや、特定の行為のポーズデータ、スポーツのデータなどもそろえてますし、プロのエロ漫画家さんにも参考にしてもらっているので、一定以上使える内容にはなっていると思います。

 自分の作成しているサイトで、ゲームのキャラクターに実際に使用している画像を用意していますので、そちらに飛んで確認してみて下さい。あと実際に作られたゲームがフリーゲームとして公開していますので、実際に触ってみてもらって一つのサンプルとして下さい。
  
プロフィール
HN:
色々ありすぎでどれを名乗ろうか
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性別:
男性
自己紹介:
素材屋GY.Materialsを運営。
TRPGや同人ゲームなどを制作。イベントプロデュース等。
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